イオンモール山形南にアディーレ×よしもとの「おっ得!知っ得!ほぉ~律相談所!!」がやってくる

本日は趣向を変えて、弁護士法人アディーレ法律事務所のイベントのお知らせです。

イベントのタイトルは、第14回アディーレ×よしもとのコラボイベント「おっ得!知っ得!ほぉ~律相談所!!」。7月18日(月)山形県のイオンモール山形南で開催されます。

出演者は、2丁拳銃さん、庄司智春さん、レイザーラモンRGさん、アディーレからは弁護士 鈴木淳也です。RGさんは2回目の出演となり、今回も鉄板のあるあるネタで会場を沸かせてくれるでしょう。

2丁拳銃さん、庄司智春さんは今回が初登場となり、イケメン弁護士の鈴木淳也さんにどんな法律質問が飛び出すのか楽しみです。

ちなみに、前回はコロコロチキチキペッパーズのナダルさんは、自らも横転した相手を避けようとして、交通事故にあったことを相談したころ、相手車両と接触しない交通事故でも相手方に損害賠償を請求できるケースがあるとの回答を得ていました。結構真面目なトークもやっているのですね。

アディーレは債務整理を始めとする民事系のトラブルに強い

もちろん、アディーレですから債務整理の問題も気になる方もいるでしょう。でもたくさんの人が集まっているところでは相談しにくい話題でも、アディーレなら夜10時まで電話による無料相談を行っていますので、心強いですよね。

なお、アディーレの語源はラテン語からきていて、“身近な”の意味を持つ言葉のようです。「弁護士をより身近な存在に」という理念はまさにこの法律事務所の理念だということは知っている方も多いでしょう。

アディーレの扱う法律問題は債務整理、交通事故の被害、離婚問題、B型肝炎の給付金請求といった民事系のトラブルが主だったことも頷けます。

なお、アディーレ×よしもとのコラボイベント「おっ得!知っ得!ほぉ~律相談所!!」の方は14:00からの開催となっております。「法律が楽しく学べ、難しいものから身近なものに変わる」楽しいイベントですから、買い物ついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。

特定調停という債務整理はもはや過去の遺物か?

先日は特定調停が任意整理と同じレベルの減額が可能ならと伝えたところですが、任意整理と同じレベルというとグレーゾーン金利の金利引き直しを越える減額をという意味です。そのレベルの借金の減額が、すべての例で可能かと言うと、これは任意整理であっても難しいのが現実です。

いまの法定金利は必ずしも現状に合っているとは言えない

じつは特定調停や任意整理だけが、以前のような債務整理による減額が可能なわけではありません。民事再生(個人再生)も基本的な減額を金利の引き直しで行なっています。ですから、グレーゾーン金利が撤廃されたことは、債務整理の減額幅(そのうま味)も無くしてしまったことを意味するのです。

とくに特定調停ができた当初は、法的なグレーゾーン金利の撤廃がこれほど早く実現するとは誰も想像していなかったはずです。結果的に29.2%という金利は全廃となりましたが、利息制限法の上限金利も、いまの経済レベル(または経済格差)に見合ったものとは言えなくなってきているのではないでしょうか。

ただし、いまの法定金利を下げるというのは無理で、やはり個人レベルで、過度なクレジット利用を慎むことでしか、身を守る方法はないと思います。僕らのクレジットやローンの利用が現在の半分になっても、金融業界は潰れることはありません。ですが、それを利用するレベルにない僕らが、彼らのサービスを使い続けていたとしたら、そちらの方が危険です

特定調停というリーズナブルで便利な債務整理が過去の遺物になってしまう昨今を思うと、時折このようなことを考えてしまいます。

 

 

特定調停という任意整理が以前より使われなくなったワケ

特定調停と言われる債務整理があります。この債務整理は借金がまだグレーゾーン金利の時代によく使われていました。ところが、貸金業者の貸出金利が皆利息制限法の範囲内に収まったことで、特定調停が使えるケースが少なくなってきたのです。

では、特定調停が完全になくなってしまったのかというと、これも違います。ただ、利用する圧倒的に減ったことは間違いありません。そもそも、特定調停と言うのは、どのような債務整理なのでしょうか。

せめて任意整理ぐらいまでの減額が可能なら…

特定調停とは、民事再生(個人再生)や自己破産と同じで裁判所を通して債務整理ですが、特定調停の場合は簡易裁判所を使いますので、地方裁判所を使う民事再生や自己破産とは違った踏み込みやすさがあります(特定調停は民事調停手続きの一種)。

また、民事調停は弁護士などに依頼しなくても進めていける制度になっており費用も印紙代と郵送に使う切手だけで済んでしまいます。

最近ではアディ−レなどの弁護士事務所を建てるケースもありますが、これは特定調停とほかの債務整理を同時に依頼するケースが多いようです。ただむかしのように、特定調停一本で債務整理する場合は、たとえばアディ−レなどの弁護士事務所を使わず申立てできますので、コストは数千円(4、5社あっても2,000円〜3,000円)で済んでしまいます。非常にリーズナブルに借金を整理できます。

またほかの裁判所系の債務整理とは違って、整理したい貸金業者を任意で選べます。ですから、保証人をつけてる債権は敢えて整理せず進めるのです。

弁護士を使わないでもできる特定調停ですが、申立てが裁判所に受理されると、弁護士の受任通知と同じように受理証明書が債権者あてに郵送されます。つまり、正確に申立書が書けてしまうと、早期に借金返済の重荷から一時的にでも解放されます。

しかし、特定調停は借金の減額がグレーゾーン金利の金利引き直しによる減額しか扱っていないため、裁判所の申立書を提出する時点で断られることもあります。その意味では、任意整理も似ているところがありますが、せめて任意整理ぐらいまでの減額が可能なら、この制度を利用してみようという人はもう少し増えるのではないでしょうか。

住宅ローンを債務整理する任意売却にふさわしい不動産会社とは?

任売売却はアディ−レなどの債務整理を専門に扱う法律事務所では扱っておらず、町の不動産会社がやっていることが多いと前回に記事では書きました。それでは、不動産会社ならどんな業者でも任意売却するのかというと、これも違います。

会社のホームページなどを見ると、任意売却を引き受けてくれる不動産業者は、任意売却のコンテンツを構えているものです。任意売却を扱っている不動産業者は増えていますが、どこが得意なのかの判断は、やはりホームページを見ること、そして実際に不動産会社に足を運んで、はなしを聞いてみることが大事なのです。

また、ローン返済が滞るようになると、銀行側でも任意売却を扱っている不動産会社を紹介してくる場合があります。銀行が斡旋する不動産業者ですから、その銀行を通じて任意売却の実績があり、弁護士や金融機関のブレーンなども揃っていることが伺われます。ですから、選定業者には、ある意味もってこいの業者です。

余裕があれば銀行がすすめる業者以外もあたってみる

ただ、余裕があれば、ほかの不動産業者も調査してみることをおすすめします。

なぜなら、任売を依頼する側としては、残債が残った際の分割返済や減額交渉こそが非常に大事になるからです。銀行が指定した不動産業者が、物件を高く売却したいだけの業者だとしたら(これも重要なのですが)、こちらとしては片手落ちです。

それでも、こうした判断を素人に任せること自体が、難しいことではあります。ですから、金融機関がすすめている不動産業者なら、ほぼ間違いはないと判断しても仕方ないと思います。

なお、任意売却の費用が気になるところですが、アディ−レなどの弁護士に支払う報酬とは違い、任意売却の場合は、基本的に費用の持ち出しがありません。これは、仲介手数料(不動産業者の報酬)を物件の売却金額から差し引いて徴収するからです

また、業者によっては任売後の引っ越し費用も売却代金から捻出してくれることがあります。つまり、そうした後々の面倒まで見てくれる業者が、任意売却を依頼するのにふさわしい業者だということです。

 

よく聞く「任意売却」って債務整理のことなの?

みなさんのなかでも任意売却という言葉を聞いたことがある方はいるのではないでしょうか。

任意整理と間違えて使ってしまいそうな任意売却ですが、これも一種の債務整理といえるもので、住宅ローンの返済が厳しくなった人たちがよく利用しています。「じゃあアディ−レでも任意売却を扱っているの?」といった質問をよく聞きますが、残念ながらアディ−レでは任意売却を扱っていません。

任意売却は、アディ−レなどの弁護士事務所などではなく、一般の不動産会社が行なっているのです。なぜ、債務整理なのに不動産会社が関係するのかというと、任意売却とは、住宅ローンの返済が苦しくなった方が、自宅の売却を不動産会社に依頼するわけです。つまり、不動産を売買するので仲介者として、不動産会社が間に入るわけです。

不動産の売買には弁護士資格だけでは関われません。そこで、土地建物取引士の資格がある不動産業者が任意売却の手続きに関わっているのです。

任意売却と競売との違いは?

不動産を売却する任意売却は、よく競売とも比較されます。この2つの違いはどういうものになるのでしょう。

二つの違いは、まず売却の主体が、任意売却の場合は不動産業者であり、競売の場合は裁判所という点です。ここが大きく違ってきます。

任意売却は売却資金をローン残債や諸経費に充当しますので、競売価格といわれるように格安では売却できません。なので、売り方も普通の不動産売却と同じように、できるだけ市場流通価格に近い価格を設定し、任意売却物件とは謳わず売りに出します

競売は、設定価格より現金化することが目的です。そのため、通常の売買では出ないようないわゆる競売価格が設定されます。また、競売(オークション)に挙がった物件は、金額を高く設定してもまだ下がると判断されます。おのずと価格は低く設定せざるを得なくなるのです。

ただ、任意売却しようとしても売却計画どおりに上手く売り切れるとは限りません。また、任意売却とは通常の債務整理ではありませんから、住宅ローンのほかに大きな負債を抱えていると、任売後の生活債権に大きく影響します。ですから、不動産業者も、当該案件が任意売却する意味があるかどうかも慎重に判断しなければならないでしょう。

 

任意整理で債務整理したあと住宅ローンは使えるか?

任意整理は、自己破産や個人再生とは違い、クレジットを利用できなくなる期間が5年と短いうえ、裁判所を通さなくても債務整理ができることで、いまも一定の人気がある(とくに返済能力がある方、都市部にお住いの上場企業に勤務されている方には、いまも利用者が多い)債務整理です。また、残債の返済期間を一括返済するなどして予定より早く返せる方もいらっしゃるようですが、そうした方のなかには、任意整理の5年の喪の期間のあと、住宅ローンを借りたいという希望者もたくさんいます。

任意整理後の住宅ローンの審査ですが、それは決して無理なことではありません。ただし、少なくとも5年間は大人しくしておいた方が良いでしょう。

残元本を完済しても2年は喪に服す期間を持ちましょう

アディ−レのような任意整理の実績が多いところではたまにあるのですが、5年を待たずともローン審査が通ることもあるようです。ただし、最低条件があって、残元本の完済がすでに済んでおり、ある程度の期間が経過していることです。たとえば3年で返済が済むところを2年で完済し、さらに2年寝かせていれば、5年より1年短く4年です。こういう方がみんな審査が通るほど、住宅ローンの審査は甘くないですが、なかには通る方もいます。おそらく属性が良かったのだと思います。ですから、任意整理後も住宅ローン審査は通るというのは事実なのです。

ただ、5年は待たなくてはいけません。大体、任意整理の返済期間は長くても3年というものが多いので、3年掛けて完済して2年は大人しくしていれば、債務整理の足枷は、一般的には外れるのではないでしょうか

ただ、属性も大事で、最低でも審査が通るまで、余計なクレジットは組まないことです。また勤務先がしっかりした安定企業のほうが、当然ですが通りやすいです。

ただし、住宅ローンが通らなくても卑下することはありません。長期に積み立てていれば、将来的には自分の城を築けるときがやって来るからです。なにもローンが通ってすぐ住めなくても、別に良いではないですか...

債務整理資金を低利で貸してくれるローンがろうきん(労金)にある

任意整理は、グレーゾーン金利の融資残高が少なくなってきたところで、以前ほどの利用メリットが減っているの現状で、おそらくアディ−レでも同様の現象が起きているのではないでしょうか。ただし、ろうきんが利用できる環境にある方に関しては、まだ任意整理の減額メリットが生かせます。

グレーゾーン金利の時代は、高い金利でお金を借りていたため、債務整理をすると過払い分が効いて元本の減額効果が高かったのです。しかし、グレーゾーン金利で融資することが法律でも違法行為となったことで、全ての貸金業者が法に適った金利を使っています。そのため、変な話ですが、いざ債務整理しようとしても、以前のような金利の引き直しによる元本の減額効果が出なくなっているのです。

ただ各地域のろうきん(労金)では、債務整理資金として利用できるローンを用意している場合がありますので、利用できる方は当たってみる価値はあるでしょう。

ろうきん(労金)の債務整理資金ローンとは

では早速、仕組みについて説明します。任意整理は債権者との和解案によって、通常3年など、限度を区切って残債の返済を進めていきますが、この分割返済を一括で納めるように交渉できた場合、2割ほど減額できる場合があるのです。ただ、その返済資金をどこから調達するかですが、それがろうきん(労金)のローンと言うことです。

ただ、ろうきんは各地域によって分かれており、債務整理資金ローンを扱っていないところもあるのです。ですから、この方法が使えるのは、債務整理資金ローンを扱っているろうきんのあるところに限定されます。

また、ろうきんの組合員は公務員やNTTなどが多く、組合員がいる勤務先は退職金もかならず出るところというのが一般的な見方です。勤め先がはじめから組合に入っていなくてもろうきんを利用できますが、勤め先の規模や安定性によっては、審査が厳しくなる場合があります。その点で、普通の銀行とは毛色の違いを感じる場合もあるのは否めないでしょう。

ろうきん(労金)の債務整理資金ローンは保証料を含んでも金利は6%〜7%ほどなので、任意整理の残債の一括返済に使っても10%ぐらいのメリットが出ます。すでに職場で組合員になっている場合は、審査基準も緩くなりますので圧倒的にローンを利用しやすくなります。任意整理を効果的に進めたいと考えている方、交渉上、残一括返済ができそうな場合は、検討してみる価値は高い方法だと思います。