アディーレも債務整理に窮するカード現金化の仕組みとは

アディーレなどを使って債務整理を計画していたとします。ところが、債務整理をしたくてもできない場合があります。それが、カードを不正利用していた場合です。カードの不正利用とは、ほとんどのケースがカード現金化です。

ここでは、債務整理を危うくしてしまうカード現金化のリスクについてまとめていきましょう。

債務整理をも危うくするカード現金化とは

カード現金化の仕組みを簡単に説明しましょう。カード現金化は別名、ショッピング枠現金化とも言いますが、広くは、クレジットカードで購入した品物を現金で買い取らせることがカード現金化の仕組みです。

たとえば、新幹線の回数券はカード現金化で使われやすいものとして有名ですが、JRの駅のそばには金券ショップがありますよね。なので、クレジットカードで購入した新幹線の回数券を金券ショップで換金するのが、カード現金化のの常套手段です。

ほかにも換金性の高い商品(ブランドバッグや家電製品など)は、カード現金化しやすい製品ですが、換金目的でクレジットカードを使うことは、カード規約で固く禁じられていますので、これが発覚してしまうとクレジットカード自体が使えなくなってしまう場合もあります。

また、このほかにも、現金化業者を使ってキャシュバックを受ける方法もあります。この方法は、ネットの広告で見つけた現金化業者に直接電話して、使いたいショッピング枠を伝えると、その7割ほどを現金化してくれるというものです。

業者を使う場合も自分のクレジットカードを切りますが、こちらは具体的な商品ではなく、たとえば海外のサイトで見かけたアクセサリーを購入するという名目でつかったりします。

なぜ海外なのかというと、国内のカード決済代行業者だと、現金化業者を使っていることが発覚しやすいからです。ですので国内のJCBブランドは現金化が難しいのです。また、海外の決済代行業者を使った場合でも、不審な利用が見つかるとクレジットカード会社から本人あてに電話が入り、何を買ったのか確認が入ります。そうなると、現金化業者を使っても、自分でカード会社にウソの証言をしなくてはならなくなります

いまだに、カード現金化の業者はネットでお客を集めていますが、クレジットカード会社は、現金化を使っている人をほぼ把握しており、その方が破産申立しても応じないケースも出ているようです。今後は更に厳しくなることが予想されるでしょう。